鏡を見るたびに気になる、口元のほうれい線。自宅でのスキンケアに取り入れやすいアイテムとして、家庭用の美顔器が人気を集めています。とはいえ「どこまで期待できるの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
美顔器にはEMSやRF、LEDなどさまざまな機能があり、どれを選べばよいのか分かりにくいものです。そこでこの記事では、それぞれの機能の仕組みと選び方、そしておすすめの人気モデルを機能・使用頻度・価格帯で比較して紹介します。ハリのある見た目づくりのサポートとして、無理なく続けられる一台を見つける参考にしてみてください。
なお家庭用の美顔器は化粧品ではなく、雑貨や管理医療機器などに分類されるアイテムです。シワやたるみそのものを取り除く医療的な効果をうたうものではなく、「肌を引き締まった印象に見せる」「ハリのある見た目をサポートする」といった使用感の範囲で楽しむものと考えておきましょう。
ほうれい線が気になる理由とは?
ほうれい線が目立つように感じられるのは、加齢だけが原因ではありません。日常の表情の癖や生活習慣も関わっているといわれています。
1. 表情筋の衰えとたるみ
顔には30種類以上の表情筋があるといわれています。けれど日常的に使っているのは、そのうちの一部だけともいわれています。
デスクワークやスマホを見る時間が長いと、無表情でいる時間が増えますよね。頬の筋肉を動かす機会が減ると、重力の影響で下がった印象になりやすくなります。これがほうれい線を深く見せる一因といわれています。
特に口周りの筋肉は意識しないと動かしにくい部分です。美顔器のEMS機能で頬まわりの筋肉に働きかけるケアが、こうした部分のケアに取り入れられています。
2. コラーゲンやエラスチンの減少
肌の弾力を支えているのは、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンです。一般的に、年齢を重ねるとこれらの成分は徐々に減少していくといわれています。
コラーゲンが減るとハリが感じにくくなり、頬がたるんだ印象になりやすいといわれています。すると口元の陰影が目立ち、ほうれい線として見えやすくなります。
美顔器のRF機能は、肌の表面をじんわり温めて、コラーゲンの生成をサポートするとされています。ハリのある見た目づくりのケアとして取り入れられています。
3. 乾燥による肌の弾力不足
肌が乾燥していると、表面の角質層がカサついて小じわが目立ちやすくなります。最初は浅いラインでも、乾燥が続くと影として見えやすくなることがあります。
乾燥は季節や室内環境だけでなく、加齢によっても進みやすいといわれています。年齢を重ねると皮脂の分泌が減り、肌の水分量を保ちにくくなるためです。
美顔器を使うときには専用のジェルや美容液を一緒に使うことで、保湿ケアも同時に取り入れやすくなります。肌の乾燥が気になる方は、保湿を意識してみるとよいかもしれません。
美顔器の選び方のポイント
美顔器にはたくさんの種類があります。どんな機能が付いているかによって、期待できるケアの内容も変わってきます。ここでは主な機能ごとに、選び方のポイントを整理します。
1. EMS機能搭載のものを選ぶ
EMSは、微弱な電気刺激で筋肉に働きかけ、表情筋を動かすことをサポートする機能です。自分では動かしにくい顔の筋肉に働きかけられるのが特徴といわれています。
ほうれい線は頬まわりの印象に関わるため、頬の筋肉に働きかけられるEMSは注目されている機能です。使い続けることで、引き締まった印象を目指しやすくなるとされています。
特に表情筋の衰えが気になり始める30代以降の方には、EMS機能が搭載された美顔器が選ばれています。ピリピリとした刺激で、筋肉が動いている感覚を得やすいのも特徴です。
2. RF(ラジオ波)機能で肌の表面を温める
RFは、ラジオ波で肌をじんわり温めて、コラーゲンの生成をサポートするとされる機能です。温熱で血行が促され、ハリやツヤのある見た目づくりに役立つといわれています。
ほうれい線の背景にあるコラーゲンの減少に向けたケアとして取り入れやすいのが、RFの特徴です。使った後は肌がじんわり温まり、リラックスした時間を過ごせるという声もあります。
EMS機能と組み合わせることで、筋肉と肌の両面からのケアを取り入れられるため、複数の機能を備えたモデルも人気です。
3. LED機能で肌の調子をサポート
LED美顔器は、特定の波長の光を肌に当てるタイプの機能です。赤色LEDはコラーゲンの生成をサポートすることに役立つといわれており、ハリのある見た目づくりのケアとして注目されています。
ほうれい線が気になる方には赤色LEDが選ばれる傾向があります。痛みや熱さを感じにくく、やさしくケアできるのがうれしいポイントですよね。
EMSやRFと一緒に搭載されているモデルを選べば、複数の機能を一台で取り入れられるため、満足度の高いケアにつながりやすくなります。
4. 防水機能でお風呂でも使える
防水機能が付いていると、お風呂に入りながら美顔器を使えます。湯船に浸かって体が温まっているときは血行が促されるため、美容成分もなじみやすくなるといわれています。
忙しくてスキンケアの時間が取りにくい方でも、バスタイムを活用できるのはうれしいですよね。リラックスしながらケアできるので、習慣化もしやすくなります。
ただし防水の等級によっては、お風呂で使えないモデルもあるので注意が必要です。購入前に対応状況を確認しておきましょう。
5. 継続しやすい使用頻度と時間
美顔器は毎日使えばよいというわけではありません。機能によって推奨される使用頻度が異なるので、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
EMSやRFは週2〜3回、1回10分程度の使用が目安とされるモデルが多くあります。使いすぎると肌に負担をかけてしまうこともあります。
使用時間が短く、週に数回でよいモデルなら、忙しい方でも無理なく続けやすくなります。続けられなければ実感も得にくいので、自分が続けられるかどうかを基準に選ぶとよいでしょう。
ほうれい線が気になる方に人気の美顔器おすすめランキング
実際にどんな美顔器が人気なのでしょうか。ほうれい線ケアに取り入れやすい機能を搭載した、おすすめのモデルを紹介します。価格は変動するため、最新の情報は各メーカー公式サイトや販売店でご確認ください。
1. ヤーマン フォトプラス プレステージ S
ヤーマンの上位モデルで、RF、EMS、LED、イオン導入など複数の機能を搭載しています。温冷ケアもできるので、毛穴の引き締まった印象づくりまでトータルにケアできるのが魅力です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な機能 | RF、EMS、LED、イオン導入、クール機能 |
| 使用頻度 | 週2〜3回 |
| 防水機能 | なし |
| 価格帯 | 約70,000円〜 |
多機能を一台にまとめているのが魅力です。価格は高めですが、じっくりケアに取り組みたい方に向いています。使用後のハリのある見た目が気に入ったという声も見られます。
操作もタッチパネルで分かりやすく、機械が苦手な方でも扱いやすいのがうれしいポイントです。
2. パナソニック バイタリフト RF EX
パナソニックのバイタリフトは、RF機能に特化したシンプルな美顔器です。頬に当てるだけで自動的にケアが進むので、初心者にも扱いやすいのが特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な機能 | RF |
| 使用頻度 | 週2〜3回 |
| 防水機能 | なし |
| 価格帯 | 約50,000円〜 |
フェイスラインにフィットする形状で、ほうれい線や口元まわりにしっかり当てやすいのが特徴です。RFの温熱で肌がじんわり温まり、心地よくケアできます。
コードレスで使えるので、テレビを見ながらでも手軽にケアできるのが魅力ですよね。
3. ドクターアリーヴォ ゼウスⅡ
サロン級のパワーをうたう美顔器として人気のモデルです。RF、EMS、LED、エレクトロポレーションなど多機能で、本格的なケアを自宅で取り入れられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な機能 | RF、EMS、LED、エレクトロポレーション |
| 使用頻度 | 週2〜3回 |
| 防水機能 | なし |
| 価格帯 | 約180,000円〜 |
エレクトロポレーションは、美容成分を肌になじませることをサポートする技術とされています。イオン導入とはアプローチが異なり、化粧品の使い心地を引き出しやすいといわれています。
価格は高めですが、機能の多さを重視する方に選ばれています。じっくりほうれい線ケアに取り組みたい方に向いた一台です。
4. サロニア EMS リフトブラシ
ブラシ型の美顔器で、頭皮と顔を同時にケアできるのが特徴です。頭皮をマッサージすることで、顔まわりの印象づくりにもつなげられるという設計になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な機能 | EMS、頭皮マッサージ |
| 使用頻度 | 毎日OK |
| 防水機能 | IPX7(お風呂でも使用可) |
| 価格帯 | 約20,000円〜 |
防水なのでお風呂で使えるのがうれしいポイントです。シャンプーしながら頭皮ケアができ、その後に顔まわりのケアも取り入れられるので時短につながりますよね。
頭皮と顔はつながっているため、頭皮をほぐすことは顔まわりの印象づくりにも役立つといわれています。新しい発想のケアを試してみたい方におすすめです。
5. ヤーマン ミーゼ スカルプリフトプラス
こちらも頭皮と顔を同時にケアできるタイプの美顔器です。EMSで表情筋に働きかけながら、頭皮もマッサージできる一台二役のアイテムですよね。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な機能 | EMS、頭皮マッサージ |
| 使用頻度 | 毎日OK |
| 防水機能 | IPX7(お風呂でも使用可) |
| 価格帯 | 約30,000円〜 |
独自の低周波EMSが筋肉をやさしく刺激してくれます。お風呂で使えるので、リラックスタイムに取り入れやすいのが魅力です。
ヘッド部分が大きめに作られているので、一度に広い範囲をケアできるのも効率的ですよね。時間がない方でも取り入れやすい設計です。
6. MTG リファビューテック レイズ
MTGのリファシリーズは美顔ローラーとして知られていますが、こちらは電動タイプの美顔器です。RF機能とマイクロカレントを搭載し、サロンのような使い心地を目指せます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な機能 | RF、マイクロカレント |
| 使用頻度 | 週2〜3回 |
| 防水機能 | なし |
| 価格帯 | 約50,000円〜 |
独特のフォルムで顔の曲線にフィットしやすく、ほうれい線まわりに当てやすいのがポイントです。軽量で持ちやすく、手が疲れにくいのもうれしいですよね。
デザインもスタイリッシュなので、洗面まわりに置いても違和感がありません。見た目にもこだわりたい方におすすめです。
7. エフェクティム クイック フェイシャル トレーナー
エフェクティムは、顔専用のEMSトレーニング器具です。顔に装着してスイッチを入れるだけで、表情筋に働きかけられるアイテムです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な機能 | EMS |
| 使用頻度 | 毎日20分 |
| 防水機能 | なし |
| 価格帯 | 約20,000円〜 |
装着型なので、ながらケアができるのが魅力です。家事をしたりテレビを見たりしながら、表情筋に働きかけられます。
手で持つタイプと違って手が疲れにくく、毎日続けやすいのもポイントです。習慣化しやすいケアを探している方に向いています。
8. パナソニック リフトケア美顔器 EH-SP86-K
パナソニックの高機能モデルで、RF、EMS、イオン導入など複数の機能を搭載しています。自動プログラムが付いているので、ボタン一つで手軽にケアを進められます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な機能 | RF、EMS、イオン導入 |
| 使用頻度 | 週2〜3回 |
| 防水機能 | なし |
| 価格帯 | 約40,000円〜 |
操作が分かりやすいので、機械が苦手な方でも扱いやすいのが魅力です。充電式でコードレスなので、場所を選ばずケアできるのが便利ですよね。
国内メーカーなのでアフターサポートも充実しており、初めて美顔器を選ぶ方にもおすすめです。
リフトアップ印象のケアに役立つとされる機能は?
美顔器にはさまざまな機能がありますが、引き締まった印象づくりのケアとして注目されているのはどの機能なのでしょうか。組み合わせの考え方を整理します。
1. EMS×RF機能の組み合わせ
筋肉に働きかけるEMSと、コラーゲンの生成をサポートするとされるRFを組み合わせることで、複数の面からのケアが期待できるとされています。表面と深部の両方に働きかけられるのがポイントです。
EMSだけでは筋肉に働きかけられても、肌のハリにはアプローチしにくいといわれています。逆にRFだけでは温熱によるケアはできても、筋肉の衰えには向いていません。
だからこそ、両方の機能を搭載したモデルが人気を集めています。組み合わせることで、たるみにくい印象づくりを目指しやすくなります。
2. 赤色LEDでハリのある印象をサポート
赤色LEDは、コラーゲンやエラスチンの生成をサポートするとされる機能です。波長が長く、肌の深部まで届きやすいのが特徴といわれています。
痛みや刺激を感じにくいので、敏感肌の方でも取り入れやすいのがうれしいポイントですよね。毎日使っても負担が少なく、習慣化しやすい機能といえます。
EMSやRFと一緒に照射することで、複数の面からのエイジングに応じたケアに取り入れやすく、満足度の高いケアにつながりやすくなります。
3. マイクロカレントで肌の調子をサポート
マイクロカレントは、微弱な電流を流して肌の調子をサポートするとされる機能です。もともと専門的な現場で使われていた技術で、筋肉の疲労回復に役立つといわれています。
表情筋に疲れがたまると、たるんだ印象になりやすいといわれています。マイクロカレントで筋肉をケアすることで、ハリのある印象を保ちやすくなるとされています。
他の機能と比べると穏やかな印象ですが、続けることで手応えを感じやすい機能ですよね。
美顔器の上手な使い方
せっかく美顔器を使うなら、正しい方法で心地よくケアしたいですよね。使い方のコツをいくつか紹介します。
1. ほうれい線から耳へ引き上げる
美顔器を当てるときは、ほうれい線に沿って下から上へ、そして耳の方向へ引き上げるように動かします。リンパの流れに沿って動かすことで、すっきりとした印象を目指しやすくなります。
強く押し当てる必要はありません。肌の上を滑らせるようにやさしく動かすだけで十分です。力を入れすぎると、かえって肌に負担をかけてしまいます。
左右それぞれ5回ずつくらいを目安に、ゆっくり丁寧に動かしましょう。焦らず時間をかけることが大切ですよね。
2. 週2〜3回のペースを守る
EMSやRF機能は刺激が強めなので、毎日使うと肌に負担がかかることがあります。週に2〜3回、1回10分程度が推奨されるモデルが多くあります。
使いすぎると筋肉が疲れてしまい、かえって手応えを感じにくくなることもあります。適度な休息を挟むことで、無理なく続けやすくなります。
使う曜日を決めておくと、習慣化しやすくなりますよね。カレンダーにメモしておくのもおすすめです。
3. 朝のメイク前に使うのもおすすめ
美顔器は夜だけでなく、朝に使うのもおすすめです。朝に使うと血行が促され、顔色が明るく見えてメイクのりが整いやすくなります。
むくみがすっきりしてフェイスラインが整った印象になるので、写真を撮る予定がある日などにも取り入れやすいですよね。朝のケアはその日の印象づくりに役立ちます。
ただし朝は時短で済ませたい方も多いので、使用時間が短いモードを選ぶとよいでしょう。5分程度でも取り入れやすいのが魅力です。
4. 頭皮ケアも一緒に行う
顔と頭皮はつながっているため、頭皮が凝り固まっていると顔もたるんだ印象になりやすいといわれています。頭皮マッサージを一緒に行うことで、引き締まった印象づくりに役立つとされています。
頭皮用のアタッチメントが付いている美顔器なら、一台で両方ケアできるので便利ですよね。お風呂で使えるタイプなら、シャンプーのついでに取り入れられます。
頭皮をほぐすと血行が促され、髪の印象も整いやすくなるといわれています。一台二役のケアができるのが魅力です。
美顔器を使う際の注意点
美顔器は便利なアイテムですが、使い方を誤ると肌トラブルの原因になることもあります。注意点を押さえておきましょう。
1. 毎日使いすぎない
早く手応えを得たいからといって、毎日何度も使うのは逆効果になることがあります。肌や筋肉には休息する時間が必要なので、適切な頻度を守ることが大切です。
特にEMSやRF機能は刺激が強めなので、使いすぎると赤みや乾燥を招くこともあります。取扱説明書に記載された使用頻度をきちんと守りましょう。
焦らず、じっくり続けることが心地よいケアへの近道ですよね。長期的な視点でケアを続けることが大切です。
2. 肌の状態に合わせて出力を調整する
美顔器には出力レベルを調整できるものが多くあります。初めて使うときは低いレベルから始めましょう。
肌が敏感になっているときや、生理前などは刺激を感じやすいので、出力を下げるか使用を控えるのが賢明です。無理に使って肌を傷めてしまっては本末転倒ですよね。
自分の肌の調子をよく観察しながら、その日の状態に合わせて調整することが大切です。
3. 専用ジェルや化粧水を使う
美顔器を使うときは、肌の滑りをよくするために専用のジェルや化粧水を使いましょう。何も付けずに使うと、摩擦で肌を傷めてしまうことがあります。
イオン導入機能が付いている場合は、ビタミンC誘導体やヒアルロン酸などの美容成分が配合された化粧水を使うと、美容成分をなじませやすくなります。
オールインワンジェルなら時短にもなるので、忙しい方にもおすすめです。美顔器専用のものも販売されているので、チェックしてみてください。スキンケア全般の見直しについては、乾燥肌の改善方法もあわせて参考にしてみてください。
まとめ
ほうれい線が気になる方にとって、自宅で使える美顔器は心強い味方になります。EMS、RF、LEDなど、それぞれの機能の仕組みを理解して自分に合ったものを選ぶことが、満足のいくケアにつながります。
美顔器を選ぶときには、価格だけでなく使用頻度や防水機能など、続けやすさもチェックしてみてください。どんなに高機能でも、続けられなければ手応えを感じにくいものです。毎日のスキンケアに無理なく取り入れられるものを選ぶことが、ハリのある見た目づくりの第一歩です。
価格を抑えて試してみたい方はプチプラ美顔器のおすすめもチェックしてみましょう。日々のスキンケアアイテム選びに迷ったら、美容液と乳液の違いも参考になります。
参考にした情報
家庭用美顔器や化粧品の表示・広告のルールについては、以下の一次情報もあわせてご確認ください。


