女性同士の派閥って疲れる!

お局様や年上女性、時には目立ちたがりの年下女性たちの派閥構成・・・関わるのは面倒だけど、無視すると職場にいづらくなるかも・・・。女性の派閥は何かと面倒。仕事はちゃんとしていても、それ以上にやっかいなことだと感じるアラサー女子はいませんか。
今回は、職場の派閥に巻き込まれないためのアラサー女性の知っておきたい3つの術を紹介します。
「共感」しても「同調しない」

給湯室やお昼休みにこんな会話はありませんか?
お局Aさん「Bさんがね、こんなこと言ってたんだよね。あり得ないと思わない?あなたもそう思うでしょ?」
Aさんは、自分の意見とあなたが同じであるということを確認したい気持ちでいっぱいです。
こんな時、あなたならどのように返しますか?
「そうですね」
と、つい言ってしまいがちです。
そうなると、「あなたも同じように思った」=同調した、と相手に認識されます。
反対にそう言われたBさんにしてみれば、「あなたが私のことをあり得ないと思っている」と捉えます。
あなたはただAさんに対して「そうですね」と言っただけだとしでも、結果はそうなってしまうのです。
逆に、「私はそうは思いませんけど・・・」と言ってしまうと、今度はAさんが「えっ?私に反論するの?」と角が立ちますね。
では、どのように返せばよいのでしょうか?
このようなときは、共感はしても同調しないことです。
「そんなことがあったのですね」と事実だけに共感して、Aさんの気持ちに同調する必要はないのです。
「あなたと同じようには思いませんが、そんなことがあって大変でしたね」というあなたの思いだけを伝えることができます。
自分の意志とは関係なく「あなたもそう思っている」と認識されたり、「あの人がそう言っていた」と間違った情報が周りに伝わってしまう可能性もあります。
「○○さんは、そのように感じたのですね」「○○さんがそう言ったんですね」と事実に対してだけ受け止めるということがポイントです。
自分のスタンスを明確に!

自分がどのあたりまで付き合うことが出来るのか、という境界線を明確にすることが重要です。
誰に誘われても「ランチまではOK。夜はNG」と決めておく、「休日は連絡を取ることはしても、会社の人とは会わない」など、どのあたりまでならOKなのか、という境界線を設定しておくのです。
誰からの誘いであっても、自分のスタンスを崩すことがなくなり、相手ではなく自分の設定した境界線で判断することができます。
○○さんの誘いはOKしたのに、私の誘いは断った、と言われたとしても、「ランチはOKなんですが、夜は習い事をしていて皆さんお断りしているんです」とあなたからの誘いで断ったのではないのですよ、ということが明確になります。
「休日は実家の手伝いがあるので、なかなかお付き合い出来なくてごめんなさい」と誰からの誘いであっても同じ答えをすれば、矛盾することもありません。
「誰」ではなく「どの境界線」で判断するかの基準を自分の中で設定しておくとよいでしょう。
その人といる目的を考える!

「その人たちと一緒にいる目的は何なのか?」を明確にしましょう。
人数が多い派閥だから一緒にいた方が安心なのか、権力のある人がいるから一緒にいた方が得だと感じているのか、本当に尊敬できる人だからなのか、真に仲間だと思える人だからなのか、その人から学ぶべきものがあるのか・・・とその人と一緒にいるのがなぜなのか?という理由を考えてみましょう。
どんな理由であっても、自分が納得する理由であればOKです。
ただ何となく・・・や明確な理由がなければただ流されているだけです。
尊敬できる、学ぶべきものがある、目標としている、という前向きな理由であれば、あなた自身の成長にもつながるでしょう。
あなたらしく!

嫌われたくない、孤立したくない、という思いで何となく派閥に巻き込まれてしまう・・・というアラサー女性も多いでしょう。
ぜひこの機会に、自分自身のスタンスを考えてみてはいかがでしょうか。
あなたにとって、満足して仕事ができる環境、自分自身が成長できる環境はその派閥の中にありますか?